朝の勤行の後、宿坊を案内していただきたました。
案内してくださった僧侶は高野山大学の院生だそうで、在家のご出身で3.11東日本大震災がきっかけで僧侶の道に進まれたそうです。
今回一番印象に残ったお話しは『お釈迦様のお骨』
4年前にも同じように案内していただいたと思うのですが、今の私の心に温かく残ったので書き留めておきます。
皆さまご存知かと思いますが、お釈迦様は釈迦国の王子様として2500年前に産まれました。そして29歳で出家し6年の苦行で何も悟ることができず、瞑想法で悟りをひらいたといわれています。
80歳で亡くなり、ご遺体は8に分けられて、その後200年後に砕いて細かくすることで、世界各国にお骨が招来されています。
お遺灰やお墓に手を合わすということは、私たちの記憶に残すために考えられたことで、日本の仏教には元々ない考えでしたが、中国から渡ってきたこの考えが融合されてできたものだそうです。
僧侶が、「この、お釈迦様のお骨はネパールから招このお骨の見た目が小石かダイヤモンドだとしたら、どう思われますか? 」
その場にいた人の頭に一瞬???が浮かんだような空気が流れた。
「偽物か本物かを、見た目で判断してしまうと2択になってしまう。自身の心の目でみたときに、お釈迦様のお骨が心の目で、胸の中で見えるか見えないか。
物質的なことは大事なことではなく、目を通して脳で判断できることは大事にしない。
心の目で見たもの、それが出現することが大事、それが真実、真理、に繋がる。お遺灰やお墓に手を合わすということは、記憶に残すためと先ほど言ったが、お遺灰が、お墓が、身体そのものにかわっていく、それが大事。」とおっしゃった。
生きている私たちが手を合わすことで、お釈迦様やご先祖様に繋がる、心が温かくなり気持ちにゆとりが持てるならとても素敵なことだと思う
お盆に祖父母を想い、お墓に手を合わせていると、日ごろ超多忙で頑張りすぎる私が、自分が大切な存在であることを思い出す。大切な時間。少し心に余裕ができる、そこに家族や友人、大切な人たちへの感謝の気持ちも湧いてくる
目に見えない事を感じること、見ることは、こころに余裕をうませること、心が穏やかになっていくのを感じること、心にスペースを空けることが大事なんだな
殺伐とした世の中で、少しでも安寧に過ごせるように繋っていける人たちが増えるといい(^^)/
きっかけはなんであれ
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土木資材メーカー役員から畑違いの農作物の仲卸業に転身。自社の通販サイト『土のはぐくみ』は2020年11月にスタートしました。現在は土のはぐくみ代表取締役社長 企業研修講師 心理カウンセラー カウンセリング型1on1マスター講師としても活動しています。