高野山真言宗総本山金剛峯寺へ
昨夜とは打って変わって、ぬけるような青空。
今朝は妹夫婦と 高野山真言宗総本山金剛峯寺へ
徳島県美波町の薬王寺住職が 高野山真言宗の宗務総長(総本山金剛峯寺執行長)に就任されているので、訪問させていただきました。お忙しい中お時間を割いていただきありがとうございました。せっかくなので記念撮影(^^)/
それからお大師っさんがいらっしゃる 奥の院へ
私の生れ育った地域では空海のことを「おだいっさんと」親しみを込めて呼びます。讃岐でご生誕されたお大師さまが開創された四国八十八ヶ所霊場がある徳島では、子供のころから「おだいっさん、おだいっさん」と親しげに幼馴染みを呼ぶかのように大人達がお大師様を呼ぶ声をきいて育ちました。
いよいよ私たちは、一の橋から御廟橋まで2キロの道のりを歩きはじめました。
一の橋を渡り、表参道に入ると、数々のお墓が並んでいてます。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、伊達政宗といった戦国武将の墓もならんでいて、 これはお大師様のそばで眠りたいとの先人たちの願いがこめられているそうです。 墓石の形とサイズは多種多様で、宗派や敵味方関係なく並んでいるのも、お大師さまならではなのでは。
そして、 奥ノ院の御廟橋 、この橋を渡るとお大師さん御廟の霊域に入るので撮影は禁止になります。お大師さんがこの橋まで迎えに来てくれて、かえりはお見送りいただけるそうなので、清らかな気持ちで一礼し橋を渡ってくださいとのことでした。
四国八十八か所巡礼の(同行二人)いつもお大師さんと共にあるという言葉が頭に浮かんできました。四国の人たちは昔から宗教・宗派に関係なくお大師さまとともに在るということを感じて生活していたんじゃないかな。そんなことを想いながら橋を渡りました。
御廟橋を渡ってすぐの左側に小さな祠があります。そこに納められたみろく石、祠には手が入る小さな穴があり、石に触れると弥勒菩薩の御利益があるそうで、この石を持ちあげると願いが叶うといわれています。石を持ち上げたときに『重い』と感じた人は心が悪に染まっていて、『軽い』と感じた人は心が清浄な状態をたもっているそうです。もちろん私はめっちゃ重かったです。笑
私たちは生きているだけで日々小さな罪を犯しています。そこを認めて生きていくことが大事かな。
奥の院では約1250年間、雨の日も雪の日も毎日欠かさずに続けられている儀式があります。
「生身供しょうじんぐ」と呼ばれるもので、奥の院御廟橋手前の御供所で作られた料理を朝の6時と10時半にお大師さんの元に届ける儀式です。
箱を2人の僧侶が担ぎ、御廟橋を渡って燈籠堂の中へお供えを届けることを毎日欠かさずに続けている様子は高野山名物として有名です。
お食事を届けるという単純なことを1250年間毎日続けているということは、お大師さんが今でも奥の院に居られるという証のようです。
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土木資材メーカー役員から畑違いの農作物の仲卸業に転身。自社の通販サイト『土のはぐくみ』は2020年11月にスタートしました。現在は土のはぐくみ代表取締役社長 企業研修講師 心理カウンセラー カウンセリング型1on1マスター講師としても活動しています。